
三浦勇人
MEDIA:写真
出力紙 : 伊勢和紙『優美』
YEAR :2020
提出作品の解説
「哀の喪失と創生」
東京の道端には様々な事情でよく花が死んでいる。死んだ花をみると僕は哀しいと感じることができた。
子供の頃から両親が亡くなったり身近な者が亡くなったりした時、哀しいと感じることができずにいた。周りは泣いているのに僕だけ泣いていない。周りと違うことは僕にとって恐怖だった。しかしある時死んだ花を見ていると哀しんでるような気分になれた。
東京で無残に死んでいった花を撮ることは哀しみを満たすための行為の一つでもあると思う。ここでの写真は東京の道端で人の手で切り捨てられた花や台風の影響を受けて死んでいった花で、僕の感じることのできた哀しみの一片である。
出力紙:伊勢和紙「優美」
出力紙サイズ:A3(42cm×29.7cm)
額外寸:54.5cm×42.4cm
三浦勇人 写真家
独学で写真を学び「東京で生きる花」をテーマに2016年より写真家として活動。
●Solo Exhibition
2017:「刹那と静寂」
2018:「憂いの影」
2020:「忘命の箱庭」
2020:哀の喪失と創生 in Firenze 2020
●Exhibition
・Affordable Art Fair 2018 in Amsterdam(北井企画ブースにて出展)
・SICF2020
・IAG AWARDS 2020
その他展示多数…