
京森康平
MEDIA:Inkjet print on Cotton broad /Aizen/ UV resin / mineral pigments
YEAR :2020
140 x 180 x 20 mm (各作品)
提出作品の解説
藍染めの作品。ゴールドのラインは割れた陶器をつなぎ合わせる金継ぎを表現している。日本人に宿る「侘び寂び」の哲学は、完全なものよりも不完全なものにこそ、しみじみとした情緒の美があると捉え。 多様性の求められる現代、人は誰しも不完全であり、それこそが美しい。
1985年愛媛県生まれ。
東京でグラフィックデザインとファッションデザインを学んだのち、イタリアに留学。ヨーロッパで目にした、装飾美術に感銘を受け、デジタルツールを使用した装飾絵画を描き始める。世界中にある民芸、陶芸、衣服、建築など、人類が歴史の中で発展させてきた装飾文化を組み合わせ、現代の解釈で作品を作り出す。歴史やルーツを紐解くことで見えてくる、国境や民族間を越えた文化の響き合いは、互いを受け入れ偏見や差別をなくしたいというメッセージかが込められてる。