
月田エミ
MEDIA:墨画
YEAR :2019
額装サイズ:490 × 640 mm
提出作品の解説
猫を観察していると、人間とは違う時空間を生きているように感じることがある。
ゆっくりとなめらかに歩く姿は時空の間を縫っているようにも見える。
そして、一つの動作や目の動きなどの一瞬一瞬が濃密で生命感にあふれている。
この作品では、猫という動物の存在を借りて生命が凝縮された一瞬を表現した。
山形県生まれ。グラフィックデザイナー・イラストレーターを経て、2017年から犬と猫を主なテーマに墨画の制作を始める。時に真面目に、時にたっぷりと余裕を持って生きている動物の姿から、人間はいろいろなメッセージを受けとる。動物たちが持つ「シリアスでユーモラス」な空気感を表現したいと思っている。