
石部巧
MEDIA:ミクストメディア(シルクスクリーンプリント、アクリル絵の具、マスキングテープ、図面、木製パネル)
YEAR :2017
提出作品の解説
「塗る、刷る、切る、貼る、剥がす」を繰り返し、見えてくる色や形、テクスチャーを手がかりに作品を制作しています。予想通りにいかないスクリーンプリント(独自の印刷方法で刷ってます。例えば図像が製版されていないスクリーンを使いインクの擦れ方で景色のようなものを表出させる方法など)、偶然手に入れた印刷物、描かれる線から構成されるこの作品は、映像フィルムのような流れる風景群の一瞬を線や面でトリミングし、画面上で保護されるイメージで制作しました。
日本のマンガからニューヨークのグラフィティカルチャーまで広く影響を受け、14歳から絵を描き始める。 日本での活動の後、24歳で渡米、ニューヨークに拠点を移す。 現地のアーティストらとのコラボレーションやアートイベント、個展、など活動。昼はバイクメッセンジャーとして働き、夜間は奨学金を得て、National Academy school of Fine Artにて版画を学ぶ。 2006年帰国、現在は主にシルクスクリーンプリントを用いたコラージュ作品を制作。他、東京の江東区にてアートスペース「亀戸アートセンター」を石部奈々美と運営。