
Limo × TAKUO
MEDIA:ワイヤー、合成樹脂、漆
YEAR :2020
提出作品の解説
塗師青柳匠郎×現代美術家Limoによる漆とレジンを組み合わせたコラボレーション作品。
ワイヤーと合成樹脂によって作られた透明な素材に、漆による絵付けを施した新しい試みの作品。ピース表面には漆にて、雷をおこすと信じられた神・雷神が描かれています。
背景には透明な塗料で躍動的な雲や水しぶきを表現してあります。フレームはゴールドにしました。
Limo (Makiko Molimoto)現代アーティスト
手術室看護師からヘアメイクアップアーティストへ転身し、その活動の中でヘッドピース・アート作品を作り始める。
鮮やかで透明な樹脂を組み合わせた独自の作品は、不可思議でスタイリッシュであると同時に、生命の持つエネルギーを内包しているかのような躍動感と儚さが入り混じっている。
デジタルやパフォーマーとの今までにない新しいコラボレーション作品を展開し活躍の場を国内外に広げている。
Limoウェブサイト
https://limopiece.com
TAKUO(TAKUO AOYAGI)塗師
岩手県一関市出身・高校まで地元で育ち、人情や商人の町に憧れ大阪の大学に入学。自由で有意義な4年間を過ごす。
オフィス、物流関係の消耗品を取り扱う会社に就職。
名古屋支店で1年半、東京本社で5年半営業職をした後、実家の家業を継ぐため家族で帰省。
漆の塗りや技法について勉強するため「安代漆工技術研究センター」に入所。
2年間のカリキュラムを終え、実家の「丸三漆器」に入社、現在に至る。