
清水総二
MEDIA:油絵具、キャンバス
YEAR :2019
提出作品の解説
この作品は、「ドライブ」と題して2019年から制作しているペインティングシリーズの一つです。このシリーズでは、プライベート/パブリックの両面があり、移動するという車の性質に興味を持ち、その内外を交錯する視点を描いています。
この作品は、ドイツのヴォルフスブルクという町にある自動車メーカー、フォルクスワーゲン本社の駐車場を、グーグルマップの画像をもとに切り取って描いています。出荷前の新車なのか従業員のものなのか判別できませんが、グリッド状に並んだ車を鳥の視点で俯瞰しています。
1983年三重県生まれ。東京造形大学グラフィックデザイン専攻を中退後、筑波大学芸術専門学群卒業。主な個展に「Doublethinkwise」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京、2018)、「清水総二展 - 世田谷区芸術アワード」(世田谷美術館、東京、2015)、グループ展に「ダウン・バイ・ザ・リバー」(ラテナウ・ハレン、ベルリン、2020)、「Boo」(プロジェクトラウム145、ベルリン、2019)、「ドライブ」(GlogauAIR、ベルリン、2019)、「The Violent Silence of A New Beginning」(キュレーション:Studio Khana for Contemporary Art、カイロ、エジプト、2017)、「ビーバップ」(XYZ collective、東京、2016)、「クロスディゾルブ」(遊工房アートスペース、東京、2014)など。また、展覧会キュレーションに「Itch」(みどり荘、東京、2015)がある。2018年からベルリン在住。