
角田圭史
MEDIA:キャンバスにアクリル絵具
YEAR :2020
提出作品の解説
イメージは何処からやって来るのだろうか。視覚が優位に作用するなかで、日々色々なものを目にする。SNSを眺めているだけでも非常に多くのものを見ることができる。視覚の記憶が蓄積され、ふとした瞬間パッとイメージが浮上してくることがある。それは何時かの何処かの、自分のあるいは誰かの記憶の断片、グレーに霞む日常の一部分。
1986年、群馬県生まれ。2019年、多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了。現在、大阪府在住。具象抽象の枠にとらわれず、視覚的な記憶をリソースに、日々実験と実践を繰り返しながら制作しています。鑑賞者にとって作品が、イメージを呼び寄せる装置になれば幸いです。