
松下竜也
MEDIA:発泡ウレタン、樹脂、アクリル絵の具、パネル
YEAR :2020
提出作品の解説
日本では、明治近代から戦後にかけて、とりわけ、ドロドロぐちゃぐちゃした不気味なものが描かれてきた。その過剰ともとれる触覚性が私の作品のテーマである。
なお美術作品における触覚とは、視覚を通して感じる触覚のことである。
なぜそのようなものを多くの作家は描いてきたのだろう、
そこには日本特有の精神性が隠れているのではないだろうか?
この仮説を、“でろり”とした触覚性のみを抽出することで立証し、再構成する。ここから日本特有の新しい美術を作れるのではないかと考えた。
造形作家。
東京、石川を拠点に作品を制作。
日本の近代の美術と今を生きる私をテーマに絵画、コラージュ、オブジェなど様々な作品を作る。