
松浦侃汰
MEDIA:ガラスエッジング
YEAR :2020
提出作品の解説
コンセプト
表層は物体の外皮のような働きをもち、それを変質させること、加工することについてはそのもの自体の印象を大きく変容させるだけの力がある。私にとって表層を加工することは秘められた深層への探求であり、本来とは違った方向から新たな美的価値を出現させるための手段だと考える。
技法
ガラスのエッジング技術を用いた作品。
鏡の裏面を削ることによって、鏡を構成するガラス、銀膜、保護塗装の差異から生まれる画面の構成。そこに鏡の反射を利用した遠近感を取り入れている。
1996年生まれ
2019年、多摩美術大学工芸学科ガラス専攻卒業。同年、多摩美術大学美術研究科博士前期課程工芸専攻入学、現在在学中。