
Writer.NMEDIA:Print on panel
YEAR :2021
提出作品の解説
言語というのは面白い。日本語を理解できる人にとって、日本語で書かれた文字は意味を持ち、全く日本語を理解できない人にとっては、それはただの線の連続であって意味を持たない。また、たとえパネルに書かれた文字を理解できても、自己言及的なセンテンスや、不明確な指示語が指し示すものが何であるかを鑑賞者は理解することはできないはずである。ある時点の時制では、そこにあるテキストの意味が通っていても、崩壊するタイミングがくる。そういう意味で、文字は経年劣化していく。
1991年東京在住。
言葉の無用性や自己言及とメタをテーマに作品を制作している。