
松岡柚歩MEDIA:アクリル絵の具、顔料、メディウム、パネル
YEAR :2021
提出作品の解説
この作品に現れているパターンの層は、絵の具で形作られた絵そのものであるという面と、パネルと抽象的な形の絵の具の間に挟まることで生まれる新しい支持体としての面を持ち合わせている。そのどちらとも規定されていない以上、視覚情報から得るものと記憶にずれが生じる。曖昧な視点から見るものは、不安定であるからこそ新しい景色が見える。
1996年 兵庫県生まれ。
2021年 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻 修了。
主な展覧会歴として、2021 年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」(丸ビル1階マルキューブ・東京)、「DAWN-EXPOSITION 2021.04-」(銀座蔦屋書店・東京)、「2020年度京都芸術大学卒業制作展・修了展」(京都芸術大学・京都)、2020 年「シェル美術賞2020」(国立新美術館・東京)。主な受賞歴として、2021年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞、2020 年「シェル美術賞2020」学生特別賞、2019 年「2018 年度京都造形芸術大学卒業作品展」優秀賞。